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ケルン・ドイツ2017:ヴァツラフ・リヒャルト美術館

2017.10.10 (Tue)

最終日はスウェーデン対スロバキアの試合開始が早い時間だったため終了も早く、日暮れの遅いヨーロッパではまだまだ半日が有効に使える。ということで、これは見ないと帰れないという残された希望を叶えるために街の中心地へ。中心地=ケルン大聖堂なんだけどね。
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ランクセスアレーナからもケルン大聖堂が見えるのです

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ほぼ毎日通ったランクセスアレーナよ、さようなら~。

どうしても見たい物とは、ルーカス・クラーナハ(父)の絵画。

ケルンには有名な美術館が二つあり、一つはルードヴィッヒ美術館。ケルン大聖堂、ローマゲルマン博物館の隣にあり、モダンな建物のロビーエリアは誰でも出入りできます。ここは近代美術が中心でポップアートや抽象画が多い美術館です。私が見たかったクラーナハの絵画があるのはルードヴィッヒ美術館ではなく、ヴァツラフ・リヒャルト美術館で、古典から現代美術と広い範囲での絵画が展示されてます。真横とは言わなくてもこ、この美術館もケルン大聖堂から1、2ブロックなので、街の中心部にあります。
02ケルン・ドイツ2017ルドヴィック美術館
ルドヴィック美術館の写真はあるのに、ヴァツラフ・リヒャルト美術館の写真はない

クラークで荷物を預けたら、館内見学を開始。宗教画が多いという話でしたが、基本的に絵画って宗教画が多いじゃん、これ位は普通じゃない?が感想です。あ、そもそもクラーナハも祭壇画を描いてたんだった。だから、宗教画が多くても気にならなかっただけか?

印象に残ったのは、皇帝ネロの母である小アグリッピナの絵画の部屋。皇帝ネロの母、カリグラの妹である彼女の生涯が順に描かれた絵画が並んでいたのですが、絵画が云々というより、その部屋自体に彼女がケルン出身であるという、何かそこしれない思い入れを感じたのです。はたから見たら、一親等、二親等がネロにカリグラって、どんな血筋だよ?って感じで怖いって。

この美術館、それほど大きくはありませんが印象派もそれなりに揃えているらしいです。なぜ「らしい」なのかというと、私は印象派といえば誰でも想像するような典型的な印象派が嫌いだと最近気づいたから。特にモネやルノアール、シスレー(でも洋服ブランドのSisleyは好き)などには全く魅力を感じないため、印象派のフロアは完全スルーしました。その分の時間は木版画をゆっくり見るのにまわした。

お目当てのクラーナハの絵画は「マグダラのマリア」。やっぱり現物は素敵。ドレスの緋色は素晴らしいし、あの目。独特の眼差しは見とれるというのではなく、ただ目が離せなくなる。思ったより小さな絵画だったのだけれども、絵の前を陣取り、ひたすら見続けていました。ドイツ画家の作品をドイツで見られるなんて、幸せ。

残念ながらクラーナハの絵画はこれ位で、(木版画はあったような気がする、あ、お正月に行ったクラーナハ展と一緒になってるのかな)好みのデューラーなどの絵も多くはなかったのですが、見学者も少なく、好きなだけ時間をとって好きな位置で見ることができました。ルーブルみたいな大美術館は別として、ヨーロッパの中規模の美術館はそこまで混んでいないので、色々な角度からゆっくり見られるのはありがたい事です。

この日は他の日と同じ様にかなり暑く、美術館内はカナックスのTシャツでカナックスのホッケージャージを腰に巻いて歩いてました。正直、美術館の雰囲気とのあまりの不釣り合いさに、ちょっと、こそばゆさがありました。

美術館内はセクションごとに監視員がおり、鹿爪らしい顔で見学者の様子を伺っていたのですが、、見学中にその一人である中年のおば様が何か言ってきたので、振り向くと「ねーぇ、その服は何かのユニフォーム?」みたいに聞かれたので、「ああ、アイスホッケーのユニフォーム。Tシャツも同じとこのなの」と答えたら、「そうよね~。そうだと思ったのよ、面白いー」と一気に顔を緩めたのは印象派の絵画より、ずっと印象的。クラーナハは日本語表記だと「クラナハ」だったり「クラーナハ」だったり「クラナッハ」でバラバラなので、結局の所ドイツでは何と呼ばれているのかそのおばちゃんに英語で聞いてみたのですが、微妙に英語が通じず、「クラナーハは何階よ、閉まる時間が近づいているから、早く見に行ってらっしゃい」と言われ、しっかり発音までを聞くことはできませんでした。何度も来られるところでもないので、そうだもう1回見に行こう!と再びクラナーハのところまで行き「マグダレのマリア」をじっくり鑑賞してから、いくつか気に入った絵画を軽く見直し、ロビーにある売店で絵ハガキを買って、美術館を後にしました。

買ったハガキはクラーナハの「マグダラのマリア」。ヤン・ステーンの「サムソンとデリラ」。そしてカール・ベガス(Carl Begas)の「Johann Peter Joseph Weyerとの自画像」左がBegas自身で、もう一人の少年はケルンの建築家Johann Weyerの若い頃。ドイツ少年らしい顔立ちと若々しい美しさが、腐女子(貴腐人という話もあるけど)の心をくすぐります。
02ケルン・ドイツ2017ヴァツラフ・リヒャルト美術館  買ってきた絵ハガキ

絵画の難しいことは一切分からないけど、私が好きなのはネーデルランド、ドイツなど北方系らしいというのは分かったので、これからは旅行先で美術館に行く時は見たいものがより、より明確になりました。


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